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理美容業界向けの業務用オリジナルヘアドライヤーのPSEマーク認証に対応

 2020/12/30 PSE コラム 中国ビジネス 事例 認証の原理原則
この記事は約 11 分で読めます。 67 Views

こんにちは。管理人の堀です。

今回は、当社が認証代行をさせて頂いた企業様へのインタビュー記事です。

取り上げさせていただくお客様は、理美容業界(サロン)に向けたオリジナルアイテムなどを製造・販売されている株式会社ロイヤルナイト東京様です。今回はヘアドライヤーのPSE(特定電気用品以外)認証をご依頼頂きました。

下記の写真を見て頂いて分かる通り、製品はとてもクラシカルのデザインでありながら、機能は先端技術(テクノロジー)を詰め込んだ一品。一つ一つにこだわりを感じさせる作りとなっており、残す課題としてはPSE認証のみの状態でした。

社長自ら生産してくれる中国工場に幾度も直接訪れ、ようやくOEM生産の目途が立つも、中国工場が厳しい日本のPSE検査に適応するための協力をしてくれるかどうか不安になっているところ、INSIGHT WORKSをお知りになりご連絡をいただきました。

インタビューには佐藤亮之介社長にお応えいただきました。商品開発の裏側や、生産を行う中国工場との付き合い方などご参考になる部分あればと思い、記事を公開させていただきます。


ご依頼主様

株式会社ロイヤルナイト東京
代表取締役 佐藤亮之介様

公式HP:https://royalknighttokyo.com/

「毎日使う理美容用品に あなたのこだわりは反映されていますか?」をキャッチフレーズに、個性が引き立つサロンアイテムや、理美容室向けのヘアサロンのオリジナル、オリジナルアパレルを製作販売。顧客の「あなたらしさを追求するサロンづくり」に貢献している。

PSE認証を行ったヘアドライヤー

※製品特徴
1960年代のヘアドライヤーの金型で作られたヘアドライヤーでありながら、最新のテクノロジーを搭載したプロフェッショナルヘアドライヤー。現在存在するヘアドライヤーの中ではトップクラスの風量を実現。そのパワーを一度知ると、他のドライヤーは使えなくなってしまうほど。

また、ヘアドライヤーを含む美容家電は女性目線の商品が殆どである中、あえての男性目線のドライヤーというユニークなデザイン性を持つ。加えて、ノズルやフィルター部分などをその日の気分で着せ替えて楽しみたい、という想いを形に。メタリックのボデーはドライヤーを使用しても熱くならない特殊な構造になっている。
Official youtube: https://youtu.be/UlrpQSt3iyk

 

INSIGHT WORKSに認証を依頼した経緯

佐藤:まずは、今回のドライヤーを開発・製造の経緯を少しお話させてください。一般的なサロンなどの理美容店で使われているドライヤーというのは、まさに既製品というイメージが強い状況であり、その中でコンセプトを際立たせたおしゃれなドライヤーを販売したら、店舗スタッフやお客様からご指示頂けるだろうと考えました。

佐藤:また、実はこれは業界の裏話的なことなのですが、現在の日本の理美容店で売られているドライヤーは、電源コンセント自体が細く、同時にそれは本体との接続部分における脆弱性も意味しています。

佐藤:理美容店での業務用ドライヤーは家庭用とは比較にならないほどに使用頻度が高く、一回使うごとにコンセントプラグから抜き先しし、さらにコンセントを本体に巻き付けて片付けるという行為を繰り返していると、すぐに壊れてしまうという現状があります。

佐藤:そこで当社では、通常品よりも太い電源コンセントを利用して耐久性を高めたうえで、デザイン性も高いというドライヤーを完成させました。

堀:画期的なドライヤーなのですね。確かに、認証当初に佐藤社長から製品サンプルをお見せいただいた際に、随分と電源コンセントが太いという印象を受けましたが、そうした理美容業界の背景は始めて知りました。

佐藤:ただ、重大なこととして私自身にPSEの知識がなく、中国の生産工場に太い電源コンセントでPSE認証済みのモノを何とか探してもらったのですが、日本のPSEはそれで対応できるものと思っていました。

堀:残念ながら中国工場ではそうした勘違いが多いのですが、基本的に市販されているPSE認証済みの電源コンセントを使用していることは大前提であり、その上で製品本体のPSE検査をして初めて、PSE認証品として日本で販売することが可能になります。

佐藤:そんなことは知らずに、理美容品の卸会社さんに新製品の提案をしていたら、そもそもちゃんとPSEマークが取得されていない、という指摘を受けました。その卸会社さんは、卸売りをする立場上、かなり規制などに詳しかったのですが、PSE(特定電気用品以外)認証をするのであれば、通常100万円くらいかかるだろうと言われました。

堀:モノによってはそのくらいの費用は掛かる場合もありますが、比較的小型の特定電気用品以外のPSEであれば、100万円は少し高い印象ですね笑。

佐藤:その卸会社さんからはPSEの検査機関などは紹介できると言われたのですが、とりあえず自分で調べてみようとネットで検索していたら、INSIGHT WORKSを発見しました。結構いろいろ情報が書いてあるし、おおよその概算も想定していたものより割安な印象でしたので、自分としてはこの会社に依頼したいなと思いました。

商品利用シーン・商品世界観(Official youtubeより抜粋)

 

INSIGHT WORKSの第一印象は?

堀:当社を見つけて頂いてありがとうございます。最初、当社にご連絡頂いたのは、その卸会社の担当者の方でした。お電話で少しお話させていただいて、紹介したい社長さん(佐藤社長)がいらっしゃるので、一度卸会社のオフィスまで来てほしいとのことでした。

佐藤:ネットでINSIGHT WORKSを見つけた後に、その担当様にもホームページを見てもらいました。そうしたところ、認証について書いてあることはかなりまともだし、信用できる会社なのではないか、というご見解でした。

堀:ありがとうございます。恐縮でございます。

堀:アポイント当日は、佐藤社長とお会いする前に担当様と二人で、PSE認証についていろいろ意見交換をさせていただきましたが、かなり勉強されていらっしゃる方でした。

堀:こちらの見解を申し上げてさせていただくとともに、当社が自社販売しているPSE製品の検査レポートなどをお見せして、そのクォリティにご納得いただいたのはよく覚えています。

佐藤:担当様としては、机上の空論ではなく自身でも認証を経験しているということにも信頼感を感じたようでした。

堀:担当様とお話ししているところに佐藤社長がいらっしゃって、担当様にもご推薦頂いたので、当社でPSE認証を進めるという前提でお話を頂けました。

佐藤:実は何ですが、堀さんが帰られた後に、担当様があの人はすごいって言ってたんですよ笑。

堀:えっ!?それは大変ありがたいお話です。結果として、そのご期待に応えられる仕事が出来て、今更なのが安堵しています笑。

 

PSE認証を始めてみての感想

佐藤:私が認証を行う上で一番危惧していたのは、中国工場がちゃんと対応してくれるか、そもそも中国工場にどういう協力をすべきなのかを伝えられるのか、というところでした。

佐藤:堀さんと話をした際に、中国人技術者の方が工場に対して指示を出せるという話を聞いていたので、その点はお任せしようと考えていました。

佐藤:また、当社には、中国国内に日本語・中国語ができてとても信頼のおけるスタッフAがおりますので、後のことはすべてAに任せていました。

堀:基本的には、工場と検査機関、そして技術者で認証を進めるのですが、サンプルや書類提出の要請など、工場に特にプッシュすべきことがあれば、私からAさんに連絡して直接交渉してもらうようにしていました。

堀:Aさんが大変よく動いてくれたので、試験自体は基本的にスムーズだったという印象です。

佐藤:正直、試験中は自分は特段することはなかったので、とても楽でしたね。認証のことは完全に任せて、時折、堀さんから頂く情報だけ確認して、自分は本業に専念することが出来ました。

佐藤:もし自分で中国工場に対して、PSE試験に関する指示などを出すことになっていたらと思うとゾッとしますね。

佐藤:あとこれは良かったと思う点ですが、中国工場はそれなりの技術力を持っていることは知っていましたが、それでも日本のPSEに関してはどうなんだろう?という気持ちもあったので、その安全性などをあらためて確認できたのはとてもプラスだったと思っています。

堀:ドライヤーは特に熱風が出るなど危険性も高いですからね。

佐藤:そうなんですよ。もちろん、熱風の風量などのテストはこちらでも行いますが、製品構造的なところで、そもそもの日本の電圧や周波数などに適応するのかは、やはり不安ですからね。

佐藤:製品の技術資料と照らし合わせて、きちんと検査できたことでとても安心しました。

 

INSIGHT WORKSの強み/良かった点

佐藤:ベタなところですが、中国語で対応できる、素早く・こまめに連絡してくれる、認証でやるべきことを理解している、という点でしょうか。

堀:ありがとうございます。ベタなんですが、逆に言うと、重要なところは決して多くなく、基本をキッチリとやっていれば認証は問題なく終了できるものだと考えています。

 

中国語で対応できる

佐藤:この点は、INSIGHT WORKSのホームページにもよく書かれているので、あらためて私が言う話でもないと思うのですが、中国工場にPSEでやるべきことを中国語で説明して、認証に取り組んでくれたのは大きいですね。

佐藤:中国工場としても、自分たちはある程度はPSEのことを理解しているという自負があったようなのですが、その気持ちは有り難いのですが、全面的に信用して良いかは少し不安でした笑。結果、基本的に大きな問題は無かったですが、細かい部分で少々の調整は必要でした。

堀:基本的にPSEは日本の法律ですからね。それを専業としていない限り、外国人(中国人)が完全に理解することは不可能だと思います。また、良くも悪くも日本のPSE(認証全般)は、国際基準とはまた違った日本独自規格ものがほとんどなので、尚更わかりにくいと思います。

 

素早く・こまめに連絡してくれる

佐藤:こちらとしても認証を終えて一日でも早く販売したいわけなので、基本的になる早で仕事を進めたくありました。見積りとか契約書とかもかなり迅速に出てきて大変助かりました。

堀:今回の製品については、お見積りのために製品回路図を確認しないといけなかったのですが、先ほどのAさんにお願いしたら、工場と交渉してくれてすぐに資料を頂けたので、お見積りも早めに算出が出来ました。ご契約書などは当方のみの仕事ですので、こちらもスピーディーに対応させていただきました。

佐藤:試験を始める際に、サンプル3台必要とのことで、実は事前に作らせていたのですが、それがAにちゃんと伝わっていませんでした。Aとやりとりしていた堀さんから、サンプル作成までに数週間かかるらしい、という連絡をもらって、すぐにAに指示を出して、制作していたサンプルを検査機関に送らせました。

佐藤:そういった点においても、フットワーク良く連絡・確認してもらえたのは助かりました。下手をしたら、余計なサンプルの出来上がりまで試験開始を待つことになっていたかも知れないので。

堀:こちらこそ佐藤社長とAさんのレスポンスの早さは有り難かったです。中には、連絡しても返事がなかったりしたり、工場との調整が取れてないのに、こちらの仕事が遅いと言ってくる方もいらっしゃるので笑。

 

認証でやるべきことを理解している

佐藤:先ほども少し言いましたが、当たり前かも知れませんが、PSE試験ってかなり細かい部分まで見るんだなーって思いました。そういった指摘をしてくれることが有り難かったですね。

堀:中には、日本のPSEをちゃんと理解しないまま仕事を受けている中国の検査機関もありまして、言葉は悪いですが、不備ある試験内容のまま認定証を発行しているケースをよく見掛けます。

堀:当社の技術顧問が選択する検査機関はもちろんしっかりと仕事をさせてもらいますし、技術顧問自らも内容を確認していますので、認定証発行と合わせて試験レポートの中身にも自信があります。

佐藤:一番最初にお会いした際にも、そのようなお話しをされていたのを記憶していますが、まさにその通りだったという感じです。

商品世界観(Official youtubeより抜粋)

 

認証を終えてからの感想

佐藤:PSE試験そのものが終わったという連絡が堀さんからありましたが、認定証が発行されるまではそれから少し時間が掛かりました。

堀:認定証発行には試験以外に技術資料の提出が必要なのですが、工場のその対応が遅れていたことが原因です。提出する資料は結構多いですから、無理はないかもしれません。

佐藤:いずれにしても、妥協せずに最後までやってもらえたと思っているので、とても安心しています。

佐藤:あと、経済産業省に提出する事業届出についてもいろいろサポート頂けたことも大変助かりました。自分一人でやっていたら手間も時間もそれなりに掛かっていたでしょうが、こういった点でも時間短縮できたと思っています。

佐藤:今後、当社自慢の製品を販売していきたいと思っています。次に当社製品でPSEが必要な際はまた堀さんにお願いしたいですし、うちの業界でPSEなどを申請したい事業者がいれば堀さんを紹介したいと思っています。

堀:有り難いお言葉に感謝申し上げます。こちらこそできる限りのサポートをさせていただければ幸いです。今回はどうもありがとうございました。貴社の更なるご活躍を祈念しています。

 

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