1. TOP
  2. コラム
  3. 中国輸入ビジネスを副業で始めたい方に、現地パートナー探し6つの秘訣!

中国輸入ビジネスを副業で始めたい方に、現地パートナー探し6つの秘訣!

 2020/02/22 コラム 中国ビジネス
この記事は約 8 分で読めます。 3,907 Views

こんにちは。管理人の堀です。

このメディアは「認証の原理原則」ということで、基本的には日本で販売するために必要となる認証(許認可)のやり方についてお伝えしていますが、そもそものところとして中国輸入ビジネスが源流にあります。

認証が必要な商品を輸入することも、大きくとらえれば中国輸入ビジネスの一部分ですので、中国輸入ビジネスの始め方についてもお伝えしていこうと思います。

そもそも、なぜ副業でおすすめするのが中国輸入ビジネスかというと、やはり物の売り買いはビジネスの大定番なんですよね。

ブログ書いたり、アフィリエイトやったり、サービスを立ち上げ見たりと、いろいろなビジネスはありますが、物の売り買いの経験はまさにビジネス力をアップさせる王道です。また、基本的に少ない投資額から始められますし、ビジネスを継続するにつれて新しいビジネスチャンスが生まれやすいのも、中国輸入ビジネスだと思っています。

企業(社長のサイドビジネス、会社のプロジェクトが)、個人(サラリーマン)の方、いずれにしても中国輸入ビジネスを副業に選んだ際、まず最初にやることの一つは現地パートナー探しになります。

何故、現地パートナー(エージェント)探しが必要なのか?

アリババやアリエクスプレスなどから中国人販売担当者と連絡を取って、取引を始めること自体は可能です。しかし、正直なところ、そうした担当者は小遣い稼ぎの片手間で仕事をしているがことが多くあります。届いた商品が不良品だらけということはよくあることです。

当社でも、最初期の頃はアリババなどから直接仕入れをしていましたが、50個中15個が不良品などということもあり、卒倒しそうになったことをよく覚えています。
まだそれでも良い方で、100個仕入れた商品がすべて不良品だったという人もいました。

こんな状態ではビジネス以前の問題となってしまいます。

では、中国工場と直接連絡すればよいのでは?と考える方もいらっしゃると思います。

もちろんそれは正攻法ではありますが、ご自分のことと置き換えてみて、いきなり海外から片言の日本語もしくは英語で問い合わせがあったとして、まともに対応されるでしょうか?

ほとんどが門前払いをしたり、後回しにしてしまうことが大半でしょう。

また、アリババ、アリエクスプレスなどに出品しているのは、工場そのものではなく中間業者ということも多々あり、結局工場に行き着かないということもよくあります。

ある程度資本があれば、正規に工場との交渉の場まで持っていけるかもしれませんが、それでも時間と労力はかかります。ましてや先ずははじめの一歩を踏んでみようという気持ちであれば、いきなりそこまで用意するのは難しいかもしれません。

そうした際に重宝するのが、中国現地パートナーの存在

当然ですが中国語が堪能ですので、工場の担当者などにどんどんアプローチして商談を進めてくれます。不良品があった際の交渉もしてくれるので、工場側も変なものは出さないでちゃんと対応してくれることがほとんどです。

まずはそういうビジネスをするための基盤をつくることが、中国輸入の第一歩と言えます。

言語は問題ではなく事業者・担当者の熱意が大事です

中国(海外)のビジネスパートナーを持とうというと、ほぼすべて最初に言われるのが、言語(中国語)ができない、という話です。もちろん事情を知らないとそういう発想になるかもしれませんが、基本的に日本語のみで問題ありません。

日本語ができる現地パートナーはたくさんいますので、そうした人を見つければよいだけです。また、これは私の個人的な見解ですが、下手に現地語を話そうとするよりも、日本語を話せる現地人を見つける方が得策です。

理由として、日本語が話せるってそれだけで親日なんですよね。中国人はとても優秀なので、いろんな言語を学ぶ機会があります。そのたくさんある言語の中で、日本語を学習の対象に選んでいるだけで、日本に対して好意的な感情を抱いています。

もちろん100%とは言い切れませんが、そうした人の多くは日本人に親切なので仕事がやりやすいです。むしろ、無理に中国語など相手の土俵でビジネスをしようとすると、かえって痛い目に遭ってしまうことも多いと考えます。

これも自分に置き換えてみると分かると思いますが、片言の日本語をしゃべってくる外国人より、日本人同士の方が仕事を進めやすいというのは自明のことでしょう。

中には、中国語が話せる日本人エージェントもいますが、その人の人間性・考え方のクセが現れてしまい、かえってこちらの意図・気持ちが中国人に伝わらない場合も多くあります。

個人的な見解ですが、中国(海外)とやり取りする場合、現地の人をメインにした方が良いと考えます。もちろん、現地日本人を使うのも良いですが、できればサブという感じでしょうか。

そして何よりも大事なのは、言葉を喋ることではなくて、ビジネスを行って自分も相手(パートナー)も儲けよう・ビジネスを楽しもうという熱意であって、そうしたものって何気に相手に伝播するものです。向こうもそうした人とビジネスをしたいと考えていますよ。

海外では日本の常識は通用しません

これは本当に大事なことですが、基本的に日本人と中国人は根本的に考え方が違います。例えば、納期にしても、日本人は納期は絶対に守らないといけないと考え、中国人は守るように努力はするけどダメだったら仕方ないと考えたりします。

もちろん、両者において100%そうだということはありませんが。あくまで一例です。

あと、中国工場は日本人が考えている以上に忙しいです。世界の工場と言われる中国ですが、本当に世界中から大量の注文が入っていたりします。その際に、日本人の小口注文などは後回しされがちです。

しかしそれが世界の常識だったりします。

そうした際に、日本人の気持ちをある程度理解してくれる中国人パートナーが間に入ってできる限りの調整をしてくれたりもします。一方で、中国人はとても懐が深く、一度、仲良くなると本当に相手の為に尽くしてくれる人々でもあり、

正直、中国人は日本人より全然義理堅いと感じることは多々あります。

一方、未だに中国人を下に見て傲慢な態度を取る日本人が存在しますが、中国人は面子をとても大事にしますし、バカにされることを極端に嫌います。もちろん日本人だって、自分をバカにされたらそれはず~っと後まで根に持つことになります。

そういう人はお客で簡単に切られますので用心が必要です。私もそういう人を何人も見てきました。ビジネスにおいて国境はありません。

すべてビジネスのもとに対等な関係にあるのです。

そうした背景を知って、日本人の常識を押し付けることなく、パートナー・工場と円満な関係を築くことが中国ビジネスの第一歩であります。

一見客として行くよりも、パートナーは知り合いに紹介してもらいましょう

中国人も仕事なので一見客に対しても親切に接してくれますが、やはり馴染み客からの紹介であると良くしてくれますし、良い担当者をつけてくれたりします。正直言って、良くも悪くも中国は縁故社会でもあり、

それはお得意様を大事にするという文化でもあります。

日本のように誰に対しても同じように扱うのが美徳という意識は少なくあります。むしろそれが既存客への手厚いサービスにもつながりますし、紹介した既存客の顔をつぶさないという意識が強くあります。

これは日本では同じかもしれませんが、特に中国では顕著であると覚えておいていただけばと思います。

まずは一度、中国に行って仕事をして現場の空気に触れましょう

海外なんて旅行でしか行ったことがない、という人も多いかもしれませんが、特に中国は日本から最も近い外国の一つですので、比較的に簡単に行けます。飛行機も直行便がほとんどです。

当然、外国ですので、空港着くなり日本とは全然違う雰囲気ですが、それが良いのです。

そうした空気に触れ、自分が知らなかった環境でビジネスが進んでいるということ知りましょう。

そして現地パートナーと一緒に食事(酒宴)をするなどしてどんどん仲良くなっていきましょう。そうすることで向こうもこちらに慣れて、仕事が進みやすくなっていきます。やはりそうした際に、日本語話せる中国人ですと、お互いのコミュニケーションが高まるのも早くなります。

これが日本人の代行業者ですと、結局のところ、場所は違えど日本人同士でビジネスを進めることになり、本当の意味で中国の中まで入っていけません。

私の個人的な見解ですが、中国ビジネスをやって失敗・挫折している人の大半が、日本人だけで中国輸入ビジネスをやってしまっているんですよね。

中国なんだから中国人とビジネスをしないと先に進みませんし、当然ながら中国でいざとなった時に本当に頼りになるのは中国人です。

このことは早いうちから理解しておくべきだと思います。


世界最大の常設見本市がある中国・義鳥


世界各国からバイヤーが集まっています


現地在住の祭さんが、日本語通訳と販売店との交渉を務めてくれます


交渉成立!


夜の街は大賑わい!日本とは違い活気にあふれています


中国パートナー会社の社長・部長(右の女性二人)と会食
中国名物の火鍋を囲みながら、お互いのビジネスの情報交換をして関係を深めます

忙しい場合は当社でエージェント業務を代行いたします

とは言いつつ、本業が忙しくてなかなか中国人パートナーと関係を持つ時間を作れないという方も多いかもしれません。また、そもそもどうやって中国人パートナーと知り合うのかわからないかもしれませんね。

当社では、中国人パートナーに発注する業務の仲介も行っています。ご自身ではすべて日本語・日本対応で当社にお任せいただき、当社が中国側に業務を依頼することも可能です。

当然手数料も発生してしまいますが、人件費や時間コストを考えると決して高くはない投資だと思います。

また、当社では中国パートナーとの現地面会のセッティングも行いますので、そちらについてもお気軽にご相談いただければと思います。

次回以降も中国ビジネスの進め方について、様々な角度からお伝えさせていただきます。

認証ビジネスについて学びたいなら最新情報をキャッチ

無料メルマガ「認証の原理原則」に登録!

数々の認証を経験・成功させてきた堀雄太が認証ビジネスに軸にして、中国・日本における新規認証ビジネスの構築の仕方や、中国ビジネスなどを紹介しています。
初めて認証に取り組みたい方へのお役立ち情報や、自身で依頼主様の認証サポートを行いたい方に向けてセミナーや勉強会なども予定しておりそうした情報をいち早く告知させていただきます。
2020年8月21日(金)より毎週1回配信!

メールアドレス:
(必須)
お名前:

\ SNSでシェアしよう! /

認証の原理原則 PSE、PSC、電波法、JIS、医療機器、食品衛生法などの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

認証の原理原則 PSE、PSC、電波法、JIS、医療機器、食品衛生法などの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

堀雄太

堀雄太

この人が書いた記事  記事一覧

  • ついにAmazon出品する違法中国(海外)セラーへの対策開始!経済産業省がPSE(電気用品安全法)などの製品安全法改正を決定

  • 経済産業省のPSE違反に対する取り調べはかなり厳格なので甘く見ないほうが良いですよ、無知は罪です

  • 世の中違法だらけなので、自社で電気サウナバスのPSE認証を行いました!

  • ACアダプター(直流電源装置)のPSE手続きを甘く見ていると大変なことになりますよ

関連記事

  • 楽天モバイル電波法(技適)違反!? 事件の経緯と今後予測できる3つの電波行政

  • 【認証事例】農業トレーラーに設置するトレーラーライトの電波法認証をサポート

  • 【認証Q&A⑧】「PSEはないけどCE認証している」中国工場の意味不明な回答の返し方など

  • ランチェスター戦略の勘違い!一点突破を使わないブルーオーシャン戦略とは?

  • 便利なIHクッキングヒーターは、PSEマーク、電波法技適、電磁試験が必要です

  • 副業・小規模事業の方必見!ニッチ戦略をやめて成長するための5ステップ