競合多数!激しい値下げ合戦の最中、今から中国輸入ビジネスを始めるのは果たして正解なのか!?
こんにちは。管理人の堀です。
今回は認証関連をメインにした話ではなく、中国輸入ビジネス(以下、物販)そのものに焦点を当ててお伝えしていきたいと思います。なので、認証には興味はないが、中国輸入にご興味ある方全般に読んでいただければ幸いです。
まず自分自身が物販を副業として始めたのは2013年の夏頃でした。早いものであれから9年の月日が経過しています。当時開始したビジネスとは形を変えていますが、結局、中国関連の仕事で起業し、それを本業として独立することができました。
2013年頃はまだ中国輸入をやっている人も少なく、ライバルがいないためにチャンスはごろごろ転がっていたように感じます。ただ、当時の自分は経験と知識、そして資金などすべて足りていませんでしたので、そのチャンスを感じることもなく日々が過ぎていきました。
一方、現在では物販プレイヤーも格段に増えましたし、そうした人たちがコンサルとして称して初めて中国輸入をする方を生徒として集客しています。関連情報も山ほど存在しています。また何より、驚くくらいに中国人セラーが拡大しています。
そういった状況の中で、個人レベルで物販を続けて利益を上げていくことは可能なのか、躊躇している方も多いのではないでしょうか?そういう私も、一時は物販を控えめにして、認証関連ビジネスやその他をメインにしていたこともありました。
ただ、それだけではビジネスが伸び切らないとも感じるようになり、またあらためて物販を開始して、かなり明るい兆しが見え始めています。
そうした観点から言うと、今からでもまだまだ物販の可能性は高いと言えるでしょう。しかし、物販の構造をハッキリ伝える人がいないので、途中で挫折してしまう方も多いのも事実です。
物販の光と闇、そしてそのビジネス構造をお伝えしていければと思っています。
物販はお金がかからない少額資本から始められる!?
物販でこの言葉はよく聞きますが、ある意味で正解だが必ずしも正解ではない、というのが経験者による感想です。この言葉の意味をしっかり理解しないと、間違いなく途中で挫折することになるでしょう。
少額資本で始められるが(成功するためには)結局のところ、金がかかる
というのが正しい解釈であることを覚えておいてください。
つまりどういうことかと言うと、例えば、中国で輸入する商品をAmazonで販売しようとした時、Amazonの契約をするにも1万円以下で始められるでしょうし、リサーチも基本的には自力で無料で始められます。
中国アリババで仕入れをする際も、小ロットから購入可能です。なんなら、不用品をメルカリで販売するというのも物販ビジネスの開始形態の一つです。
ちょっとやってみようかなというレベルでスタートすることができます。
一方、店舗ビジネスやフランチャイズビジネスを始めようとしたら、初期投資だけで数百万円~一千万円以上が発生するので、相当な覚悟と資金が必要になってきます。
そういう意味で、物販は始めやすいというのは事実です。
しかし、基本的に物販は長期戦なので、続けていくとなると、コンサル先生に支払う費用や中国サプライヤーへの月会費、輸入する際の輸送費用・通関関税、国内配送料など、目に見えないコストが目白押し。
それでもある程度売れてくれれば良いですが、せっかく仕入れたものも売れなければまさに不良在庫の山。加えて、物販は手間が多いので、手間が掛かって赤字となれば、人のモチベーションも沸かないでしょう。
もちろんそれはそれで当人の自己責任だと思いますが、少なくともコンサル生を募集する側は、そうしたリスクを説明する責任はあると思います。
それでもやりたいか?
最初にそうした合意が取れていないのに、口八丁手八丁で人を集めておいて、途中で辞める人がいると、「あいつは根性がない」「自分の事業を大切にしない」などという人間(自称コンサルタント)は、少なくとも私は信用しません。
そういう人は、自分一人(自社)の力だけで完結する事業を行えば良いわけで、コンサル生を集める資格はないと思います。
このメディアを読んでいらっしゃる方も、コンサルタントの「儲かる」の言葉だけではなく、リスクに関する説明がしっかり為されているかどうかも、見定めるようにしてください。
物販って本当に利益が出るの!?
これは当然、出ます。そうでないとプレイヤーもこんなに多くありません。
ただ、出し方にはいろいろあって、例えば、
①
物販オンリー
②
物販+コンサル
③
事業+物販(+コンサル)
などがあります。
初心者の方は①から始めると思いますが、最初はそれだけでもかなり苦戦すると思います。しかし中にはどんどん伸びていって、一人会社で年商2億近い知人もいます。その一方で、途中で辞めてしまう方も多いです。
当社では、②に該当して、最初は物販オンリーでしたが、そのうちに認証代行(コンサル)ビジネスを並行させるようになりました。
お客様の中には、中国ビジネスそのものが初めての方も多いので、当社の中国ビジネスに関する経験談というのも、コンサル時には大変役立っています。また、お客様から入ってくる情報が、物販に有利に働くこともあります。
また、中国ビジネスとは関係ない店舗ビジネス(事業)やコンサルビジネスを最初からやっていて、その中でグッズ関連を中国で作らせて販売するという③の方もいらっしゃいます。
やりかたはいろいろありますが、いずれにしても物販をする際は、なるべく高単価で利益を生みやすそうなものを選ぶようにしましょう。
本当に高度な経営領域まで行くと、市場価格より安い商品を大量に投下することで、仕入れを下げて利益を出すということが推奨されますが、初心者にはさすがに無理です。
最初にそんなところを極めようとするよりは、まずはとりあえず自分一人くらいの経営規模で、楽に利益を出せる商品やビジネスを見つけるようにしていきましょう。時間は掛かるかもしれませんが、リスクは少ないですので、そちらの方が確実です。
間違っても変な浪漫を抱いて、利益が出るかどうかギリギリのラインでの安売りをしないようにしましょう。それをすると、初心者・小規模事業者はあっという間に消えることになってしまいます。
結局、物販もお金がないと始められないの?
確かにスタート時点ではそれほどお金は必要なくても、事業を大きくする際には間違いなくお金が必要になります。
ここを説明できる自称コンサルタントの方はいないかもしれません。
中には、少ない資金を始めてから発生する(僅かな)利益をコツコツ貯めていけば、資金も貯まっていくと行くと言われますが、それは100%嘘だと考えてよいでしょう。
先述したように、特に初心者の方は物販活動そのもの以外にお金が発生するものです。例えばそれがコンサル先生の費用なども該当します。月に3~5万円くらいの費用は、売り上げが上がっていない方からすれば、かなりの負担になります。
物販の方で多少利益があったとしても、そうした関連費用であっという間に消えてなくなるのがこの世界の特徴なのです。
では、どうすればある程度まとまった資金を確保できるのかといえば、
最初からお金を用意しておくのです。
これは自己資金でも良いですし、親や他人から借りたお金でも構いません。
日々の物販で直接使う以外のお金を、「事業資金」として銀行口座にプールしておくのです。そして、実際に物販の事業実績がたまってきた際に、その(お金を使っていない)通帳を以て、政策金融公庫などに融資の相談に行くと、かなりの割合で融資を引き出すことができます。
その資金を使って、事業の展開を加速させていくのです。事業実績もない、自己資金もない、という事業主に対して、銀行は融資をする事はあり得ません。
逆に言えば、例え副業であっても、事業実績がある、(ある程度の)自己資金がある事業主に対して、銀行はお金を貸したがるものです。
こうした知識を以てビジネスに臨めば、お金は用意できるものです。本当に大事なのは、それでもビジネスをやりたい!というあなた自身の意気込みだったりするのです。
コンサル代が高いけどやっぱり先生は必要?
どこまで先生にお世話になるのか、それは事業者の方のご判断だと思いますが、少なくとも最初のうちは歯を食いしばってでも、コンサル先生の費用を捻出して教えを乞うべきでしょう。
例えば、自分が選んだ商品が売れるのかどうか。何もわからず1個1個試していったら、それこそ時間とお金が掛かってしまいます。
また先生の有している物販を行う上で必要な環境や、仲間を紹介してくれることも多々あります。特に、同じ道を志す仲間の存在は稀有な存在ですが、自分一人でそうした関係性を築くことはかなり難しくあります。
そして仲間の存在は、物販を継続・発展していくうえで不可欠な存在です。そうした人たちと出会うためにも、最初の頃はまさに大変だと思いますが、まずはしばらくの間は、先生について物販を学ぶべきだと思います。
そうした中で、ある程度、実績・仲間・自信がついてくるようになれば、独り立ちすればよいのではないでしょうか。
次回は、大けがもせず、着々と物販を続けていくための「物販成功の考え方」をお伝えします。
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