中国輸入ビジネスで一部の人が使う高価な希少品ではなく、多くの人が日々の生活で必要モノを探そう
こんにちは。管理人の堀です。
前回の記事では、そもそも「売れる」ということの意味を説明しましたが、今回は、では実際にどういった商品を選べば有利なのか、その概要をお伝えしたいと思います。
特に、これから輸入ビジネスを始めようとする人は、今までは自分が消費者側だったので、とてもユーザー目線が強いと思います。だから、自分で商品を売るのであれば少しでも良い商品を売ろうと思うかも知れません。
また、自分が欲しいと思うものを売れ、というアドバイスをするコンサルもいるかもしれません。
しかし、この時点でビジネス視点から言うと、商品の選び方を間違えています。
そもそも「良い商品」の定義とは何でしょうか?
自分が欲しいと思ったものでも、必ずしも他人も欲しいと思うものでしょうか?
そういった認識を少しずつあらためていく中で、中国輸入ビジネスの事業者として成長していっていただければと思います。
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「良い商品」の定義とは
品質が良くて、機能がたくさんついていて、値段が高い、そういったものを良い商品として捉えがちかもしれません。一方、品質もそこそこで安い商品はチープとして認識されています。
しかし、実際のところ、本当にたくさん売れている商品は高い商品なのか、安い商品なのか、どちらでしょうか?
答えは簡単、安い商品です。何故かというと、安いから多くの人の手に取ってもらいやすいからです。多くのお客様に手に取っていただける、つまり多くの人に買ってもらえる、原理原則ではそれを「良い商品」と呼びます。
そういったものを扱うことがビジネスを有利に進めるための第一歩なのです。
しかし、勘違いしないでいただきたいのは、では高い商品は良くない商品なのか、というとそうでもありません。高い商品を求める人も一定数いるわけであり、もちろん、その需要もありますが、それは扱える事業者を選ぶ商品であり、これからビジネスを始める人にとって有利に進めるためには、やはり始めは原理原則流でいう「良い商品」を扱うことがベターなのです。
また、もう一つ重要な点として、安くても本当にチープだったらお客さんは手に取ってくれません。程々の品質の商品を出来る限り安く売る、これが原理原則なのですが、詳しい解説はまた別の機会で行います。
少なくとも、当該ジャンルで一般相場より高いものを販売して上場した会社は皆無に等しく、多くのお客さんが買い求めやすい価格で販売した会社だけが、成長(上場)を果たしているという事実は覚えておいてください。
自分が欲しいものを売ろうと思っても、それは売れないよね
まずそもそもとして、自分が自分の生活範囲の中で知っている・欲しいと思っている商品がどれだけあるのでしょうか?
私が現在扱っている売れ筋商品は、基本的に自分で使うことはないでしょう。ただ、お客様から求められている商品であることは間違いなく、更なる商品改善もあくまでお客様目線で行っています。
また自分が欲しいとなると、勝手にどんどん余計な機能を付けたモノ、ちょっと高くても品質の良いモノ、などと自分の都合でどんどん高品質で値段の高いものを選びがちですが、買い手目線になった時、そもそもぽっと出の業者から相場より値段の高いものを買いたいと思うでしょうか。
また、そうした商品は品質の規定が難しく、また原価も高いので、仕入れてみたのは良いものの、結局思うように売れずあっという間にビジネスから撤退ということも十分にあり得ます。
別に、自分自身が欲しいかどうかはあまり問題ではなく、大事なのは(多くの)お客さんが欲しいかどうかであり、事業者としてはその商品を探してくるのが仕事なのです。
経営の原理原則流の売れ筋商品の考え方
では、そうした商品を探すための手がかりとして、原理原則では「EveryDay(毎日)、EveryBody(誰もが)」と教えます。
まさに読んだごとく毎日誰もが使うモノ、端的に言うと、高頻度使用品ということになります。要は、お客さんが自分たちの日々の生活の中で、しょっちゅう使っているモノということであり、使用頻度の高いものは自ずと売れていく、そして日々使うモノだから出来るだけ安く売る、という構図です。
原理原則でよく出される例えとして、物販からは少し離れますが、回っていないお寿司屋さんと回転ずし。
回っていないお寿司屋さんは高いので、例えば1人1万五千円として、年一回夫婦のみで行けたらよいレベルである一方で、回転ずしは1人2千円もあればお腹いっぱい食べられて、家族4人で行っても8千円、そして安いから毎月行けてしまう。
そうすると、回っていない寿司は1世帯1年で3万円、回転ずしは8千円×12か月=9万6千円になります。回転ずしのお店はぼこぼこ上場している一方で、回っていない寿司屋で上場している会社なんてありません。
単品の物販においてもその考え方は重要であり、高いものを扱ったとしても、1か月に1回くらいしか売れないようであれば、ビジネスとしての成長はあり得ないのです。
だからこそ、なるべく「EveryDay(毎日)、EveryBody(誰もが)」の商品を探すということが大事なのです。ただ、「お客さんの日々の生活」と言っても、家庭内、職場、学校、趣味、外の移動、近所のお付き合いなど、ありとあらゆる場面があるわけで、そのそれぞれで、「EveryDay(毎日)、EveryBody(誰もが)」の商品を探します。
高いものの方がカッコいいとか、安いものがカッコ悪いとかいろんな思惑はあるでしょうが、個人的には、何を売っているからカッコいいとかではなく、高いモノ売って全然成長していない人より、安くてもたくさん売って成長している人の方がカッコいいと感じます。
お客さんの様々な生活を学び、それぞれの「EveryDay(毎日)、EveryBody(誰もが)」を知ることで、売れる商品を探していきましょう。
まずは単純に売れるものを売っていこう
そしてもう一つ重要なこととして、売れる商品を自分で試行錯誤しないということです。例えば、ある特定層の「EveryDay(毎日)、EveryBody(誰もが)」に向けた商品を、自分でイチから考えて作らない、ということです。
自分で考えていたら、それこそいつまで経っても完成しませんし、そもそもイチから作るなんてことしていたら、お金がいくらあっても売れません。また自分で考えたものが最初から売れるなんてというのは、一部の天才だけの話です。
自分で言うのも何ですが、このページを見ていらっしゃる方は、私と同様に天才ではないと思いますので、そのやり方をしたらまず間違いなく失敗するでしょう。
であれば、どうすればよいのかというと、既に売れているものをそのまま売る、それが基本です。
例えば、ファミレスや居酒屋などの外食に行けば、必ずと言ってよいほど「ポテトフライ」があります。お店によってさまざまなアレンジはされていますが、「ポテトフライ」そのものはどこのお店にもあります。
「ポテトフライ」は、外食の来店客の多くが毎回注文している高頻度品(メニュー)であるので、どのお店でも導入しているのです。「ポテトフライ」自体は既に存在しているモノであり、そこに試行錯誤する必要ありません。
わざわざ新メニューを考えるより、定番を置いた方が売上げは安定します。既にあるものを多少アレンジするくらいで十分に売れるでしょう。
物販の世界においても、まずは単純に売れるモノを見つけて、それを仕入れて、販売しましょう。そうしたやり取りをして流通の仕組みを学んだりすることは重要ですし、まずは自分が中国から仕入れた商品が売れた!という経験をしてみてください。
とても感動しますよ。
力がついてきたら自分の扱いたい商品やOEM商品などを売っていこう
と説明をしていても、せっかく物販をやるんだから、自分が本当に扱いたいモノや扱っててカッコいいものを売りたい、という気持ちが強い方もいらっしゃると思います。
もちろん、そういったものを扱うこと自体は何の問題もありませんし、ご自分のビジネスなのですから、やはり最終的には自分の売りたいモノを売るのが一番でしょう。
ただ、そうした商品はどうしても不利あり、それをやるにはある程度の物販経験は必要でしょう。自分が扱いたいかはひとまず置いておき、まずはお客さんに買ってもらえる確率が高いものを売って、経験値を積んでいきましょう。売るノウハウがなければ、本当に売りたいものモノ間違いなく売れない、ということは断言できます。
と言って、自分が別に売りたいと思っていなかったものでも、実際に売れるようになると可愛くて仕方なくなるのも事実です笑。私なんかも、今のヒット商品は可愛くてたまりませんからね笑。
いずれにしても、正しいセオリーを覚えて、少しずつ中国輸入ビジネスに慣れていってください。
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