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One Team ビジネスはチームで挑め!ネットワークづくりは一大仕事の巻

 2020/03/15 経営の原理原則 起業・副業
この記事は約 11 分で読めます。 3,068 Views

こんにちは。管理人の堀です。

ビジネスで成果を上げている人とそうでない人の違いの一つとして、自分・自社のビジネスチームを持っているかどうかです。そして、特に師匠(ブレーン)を持っているかは大きいです。

チームというのは社員を雇用しているかという意味ではなく、一緒にビジネスを進めてくれるアライアンス(協力先)のことです。どこかの会社に業務依頼をしているというよりも、そこの代表者さんであったり、個人で仕事されている方のことを指します。

当然ですがビジネスは一人では出来ません。それは決して、作業を分担するということではなく、それぞれの分野の専門家に協力してもらい、自分だけでは達成できない・時間が掛かりすぎてしまう領域を担当してもらうことです。

作業自体はご自身でやりましょう。ご自身のビジネスなのですから。

今回はビジネスを進めるにあたってチームづくりの大事さについてお伝えします。

世界の名だたる企業の多くは共同創業だった

共同創業者の片方の名前は知られていないことも多くありますが、世界の名だたる企業は大抵、共同創業であったりします。

世界にときめくGAFAを例にとってみても、Googleはラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、Amazonはジェフ・ベゾスとシェルダン・カファン、Facebookはマーク・ザッカーバーグとエドゥアルド・サベリン、Appleはスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックという名前が連ねられます。

また、日本でも、古くは、ソニーは井深大と盛田昭夫、本田技研工業(ホンダ)は本田宗一郎と藤沢武夫、最近では、ライフネット生命の岩瀬大輔氏、出口治明氏(ともに退任)、メルカリは山田進太郎氏の他3人で創業するなどの例があります。

その他の名だたる企業の多くも、話題になっていないだけで、かなりの割合で共同創業者の存在があったり、優秀なコンサルタントを社長のブレーンとして迎え入れています。

経営の原理原則では、一人でやれることはたかが知れていて、お互いのスキルや知識・経験、人脈などを使いながらでないと企業は大きくなっていかない、教えます。特に、スピードが速い現代において一人で何でもやろうとしていたら時間が掛かりすぎて、置いていかれてしまう。

企業成長のために、例えば、片方が営業やPR・広報など対外的なことをして、もう片方が社内の技術的な部分を担ったりと役割分担することが多くあります。そうして、両輪を回しながら会社を大きくしていくのです。

ただ、それは理想論であり現実問題として難しいかも知れません。いずれ力を付けた後にあらためて起業する際は、そのような方法論もあるでしょうが、今現在ではそういう共同で事業をする人は見つからないことの方が多いでしょう。

むしろ、スモールビジネスで始める際に共同創業者がいること自体があり得ないかも知れません。一人で始めることがほとんどの場合でしょうし、規模が小さい時に二人でやっていた時に少し大きくなり始めると、すぐにビジネスの方向性についてケンカが始まることも多いです。

私自身も、現在の中国ビジネス以前に飲食ビジネスを知人とやっていました。全くの0から立ち上げて、今から考えると規模も全然大したことなかったのですが、2~3年続けていたら結構人気コンテンツになり始めました。すると、すぐに方向性の違いが現れ、あっという間に解散となった経験があります。

それからしばらくは中国ビジネスを一人で続けていましたが、気楽な分、成長は遅かったような気がしています。次第にパートナーと呼べる人との共同プロジェクトを進めるようになり、会社は加速度的に成長していきました。

形態はどうであれ、もちろん主導権はご自身が握りつつ複数のパートナーと一緒に事業に取り組んでいくことはビジネスではかなり大切です。

なるべく早めに師匠と呼べる人を見つけましょう

共同創業者・事業者を見つけることは後回しでも良いかも知れませんが、師匠と呼べる人は早めに見つけるようにしましょう。

会社の仕事には上司がいますし、スポーツや習い事には先生の存在が常です。基本的に何かをやる際に、指導してくれる人の存在は必要不可欠です。なお、最近では、使えない上司などがニュースになっていたりしますが、そういう例外は置いておきましょう。

私がお話ししているのは、しっかりと仕事を教えてくれる有能な上司、という意味です。

ビジネスにおいても同じことで、自分がやっている内容が正しいのか、毎日の作業が正しく行われているのか、これから進めるビジネスの方向性は正しいのか、要所要所での判断を仰ぐなど、見てもらうべき点は大変多くあります。

これをすべて一人判断していたら、まず間違いなくビジネスは終焉を迎えてしまうでしょう。自分の判断だったら間違いないと高をくくっている人がたまにいらっしゃいますが、ビジネスの世界はそれほど甘くありません。

そういう人に限って成長をしていません。

ただ、難しいのは良い先生を見つけることです。

そもそものところで先生となる人の実力が不足していたり、コンサルティング費用も相場があってないようなものなので妥当性がよくわかりません。事業をしながら別に毎月の支払いが発生するのも不安かも知れません。

経験者の立場から言わせて頂くと、それでも本当にビジネスを成長させたいのであれば、やはり定期的にビジネスを見てくれる・指導してくれる先生の存在は必要です。

経営の原理原則では、これからビジネスを立ち上げる予定で現在はビジネスをしていない人、会社経営はしているが新規プロジェクトなどはやっていない人、こういう人たちは先生を見つけるまで始めない方が良いとさえ言います。

それほど先生の存在は重要です。

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先生の選び方のポイント

私のこれまでの経験や成果を出しているコンサルタントの方を見たうえでのポイントを簡単にですがお伝えします。

自身が実業を経営者(パートナー)として実績を残している人

ビジネスは次々と問題が降りかかってきますが、定石という決まったパターンの困り毎も多くあります。成果を出している人はこれらを一つずつクリアしてきた人です。

一番大事なポイントとして、実際に会社を大きくした経験が大事です。口先で理論を語ることはいくらでも出来ますが、本当にそれを実践するためには膨大な作業量が求められます。作業だけではなく、実現するためのリソースの手配などやることは山ほどあり、そうしたノウハウを授けるためには、実際に経験した人でないと難しいです。

なお、サラリーマン時代に営業成績トップ!というような経歴をひっさげている自称コンサルタントの方も多くいらっしゃいますが、サラリーマンの仕事と企業経営の仕事は根本的に違います。

どれだけ会社の仕事で成果を上げていても関係なく、企業経営の仕事は仕事そのものを生み出すことであったり、新しい商品開発、業態開発などになってきます。営業の仕事は、それを売ってくるだけですから求められる能力が違います。ただ、営業上がりの人間は口がうまく売り込んでくる可能性があるので、その点は注意が必要です。

様々な業種に関わっている人

経営の原理原則にしても、理論そのものは一つですが、当てはめる業種は多種多様にわたります。例えば、美容業界と飲食業界では導入する設備も違いますし、収益構造やスタッフのオペレーションなども違い、違うことだらけです。共通しているのは店舗型サービス業ということくらいです。

つまり、同じ理論でも当てはめる業種によって活用の仕方は変わってくるのです。成果を上げている人はその業種に合わせた指導が出来ますが、そうでない人は同じ理論を唱えるだけで、実践する方が自分でカスタマイズをしないといけなくあります。

お金に困っていなさそうな人

コンサルタントもビジネスなので難しいかも知れませんが、あまりにお金に困っている人は無闇矢鱈にコンサルティング費用を要求してきたりしますからね。ちょっと相談しただけなのに相談料を求めてきたりする場合もあります。

正直、ビジネスはいろいろ確認することが多いので、いちいち細かいことをいう人は付き合いづらいかも知れません。

また、そういう人はそもそもビジネスがうまくないようにも感じますので、注意が必要です。本当に実力のあるコンサルタントは、最初の簡単な相談に乗ってあげて、相談者が本当に大きくなった際に、あらためてコンサルティング契約を結ぶというシナリオを描いたりもします。要は、すぐに金、金と言う人はコンサルタントとして3流かなと思います。

これからコンサルタントとして実績を残していこうとしている人

コンサルタントも大きく2つの種類に分けられると思い、1つは今までの知識で何とか食いつなごうとする人、もう1つはやりたいビジネス・実現したいことが多いけど自分だけでは手が回らないのでコンサル生と一緒になって取り組みたいと考えている人。

当然ですが、後者の人の方がいろいろ親身になってやってくれるので、こうした人を探していきましょう。

いきなり見つけることは難しいかも知れませんが、探せば必ず見つかりますので、見つけようとする努力をしてみてください。

また、先生に習うことの最大のメリットとして、その先生を介して多くの仲間と知り合えることです。先生の教えている内容にもよりますが、多種多様な業界の方が揃っていることも多いので、こういうところで一緒に仕事を出来る仲間を見つけるのも良いことです。

最後に、それらの生徒さん自身が結果を出していればなお良いでしょう。

自分のビジネス・会社の日々の仕事(雑用)を外注してみましょう

最初のうちは経費削減だったり、そもそも外に仕事を振る習慣がないために、すべての業務を自分でやってしまう事業者の方は多いかも知れません。もちろん、一度は自分でいろいろ経験する必要もあるでしょうが、いつまでも雑用ばかりをやっていてもビジネスは成長しません。

特に、副業でやっている人はある程度は人に仕事を振らないと、作業量が多すぎて本業に影響が出てしまうかも知れません。様々な人とアライアンスを組むためには、業務の切り出しや、明確な作業割り振り、作業指示なども、メイン業務以外で重要なスキルになっています。

大きなプロジェクトを実施していく前に、自分の時間の確保、作業指示の練習などのためにも人に振れる仕事は振ってみるようにしてみましょう。

例えば、経理作業や画像制作(ロゴ制作、名刺作成、イラストレータ作業、画像切り抜きなど)、動画制作などであれば、ランサーズなどで専門家を募ってみるのも一つの手です。低価格で驚くほどのクォリティで仕上げてくれることも多いです。

もちろん、先ほど書いたような知り合った仲間に依頼してみるのも良いでしょう。

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様々なプロジェクトを立ててアライアンス先と取り組んでいきましょう

当社では、広報・PR・商品政策に関してはコンサルタントの先生に師事し、調達・融資関連については専任コンサルタントがついています。また、PSE、PSC、電波法などの認証関連にも専門パートナーが存在しますし、別のOEM商品は日本在住の中国人と進めていますし、経理に関してもかなりきめ細かくやってくれるアドバイザーがいます。

また、中国国内には、工場とやり取りしてくれる超優秀サプライヤーがいます。

これは取引銀行の融資課長が言われたのですが、「御社の強みは、会社内のさまざまなプロジェクトに対してそれぞれ専門家がいることですね。だから事業が早くて正確に進む。そして、ちゃんと実績を残している。率直に言って、優良な取引先です」。

当社が動くことでアライアンス先も成果を出せているので、自分で言うのも恐縮ですが、うまくwin-winの関係を築けていると思っています。むしろ、自社がやりたいことに対して専門家を揃えていかないと事業が進んでいきません。

最悪の場合、自社で企画立案・作業(実践)するしかないこともあるのですが、同時にそういうパートナーを探していくことは必要であり、それがビジネスの成長となるのです。

付け加えていうと、各種専門家は素人の自分では想像もつかないような提案をしてくれます。ハッキリ言って、ネットの垂れ流し情報とは質が全然違います。こういう質の提案を受けていることで、自身のビジネススキルもグングン向上していきますよ。 

主体となるのはあくまで自分自身です

しかし、気をつけて頂きたいのはすべての段階において、判断するのは事業者自身です。どこまで人に仕事を振ってしまっても、最終的に責任を負うのは事業者自身です。

もちろん、判断をするのが楽しかったりしますし、経営の醍醐味だったりするのですが、サラリーマン仕事に慣れてしまって判断することに慣れていない場合、判断を人に委ねてしまうこともあります。

それでうまくいくこともあるかも知れませんが、事業者自身がしっかり手綱を取らないと企業は絶対に成長しません。あくまで自分自身が主体であることを忘れないようにしてください。

話を持ちかけてきて、結局何もしない人には注意しましょう

最後にアライアンスに関して一つの注意点をお伝えしておきます。

ある程度力を付け始めると、向こうからアライアンスの依頼が来ることも増えてきます。お互いの強みを発揮できる協力であれば良いのですが、中には貴方のリソースや行動力に丸投げするようなアライアンス依頼も少なくありません。

話持ちかけてきて何にもしない人って意外に多いですよ。

話を持ちかけられて嬉しくなっていろいろやってしまうこともあるかも知れませんが、そもそも言い出しっぺがちゃんと動いているのか、そういう所にも注意を払う必要があります。

また、言い出しっぺが動かない話に限って、なかなかマネタイズがしないことも大半です。動くだけ動いて骨折り損のくたびれ儲けにならないように気をつけましょう。

我々がやっていることはビジネスなので、しっかりとした利益を出していくことが必要です。

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