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半導体、ゴム、樹脂、IC、ナフサ、木材、鉄鋼、銅、アルミなど原材料不足、部品不足の時代に中小企業こそ直接貿易が必須!

 2022/10/25 中国ビジネス 中国輸入 事例 原材料・部品 物流
この記事は約 9 分で読めます。 824 Views

こんにちは。管理人の堀です。

今回は、当社いつもお伝えしている許認可認証とは別に、最近お客様からのお問い合わせやサポートさせて頂く機会が増えている、中国からの原材料調達や部品調達に関するお話をさせて頂きます。

皆さんご承知の通り、昨今、原油高などやロシアによるウクライナ侵攻、記録的な円安進行などが起こっています。これらを背景とした原材料不足や部品不足で価格上昇し国内の中小メーカーを直撃しています。

しかし、むしろそれでもまともに調達できれば良い方で、あり得ないくらいの法外な値段が付いたり、入手まで年単位で待たなければならないなど、ようやくコロナ禍が過ぎ去ろうとし、経済再活性化に向き始めた矢先に生産計画に狂いが生じている中小企業も少なくありません。

その一方で、多少のコスト高に局面しながらも、大手企業などはしっかりと原材料・部品を調達できている事実があります。

その差は一体どこにあるのか?

簡単に言うと、仕入れ先になる主に海外(中国)に現地法人などを有し、海外の日本人スタッフや現地スタッフが専門の仕入部隊を率いているのです。

片や中小企業では、日本国内から商社経由で高い手数料を払って仕入れを行ったり、カタコトの英語でこれまたカタコトの英語を使う中国人と交渉して話が進まない状況を繰り返しています。まさに勝負あり!

ただ、事態はそれほど複雑ではなく、中国(海外)工場・仕入問屋・メーカーなどにリーズナブルな価格かつネイティブ言語でコンタクトが出来る日本人パートナーを有していれば、それで話は済むのです。

今回は、現在の慢性的な原材料不足、部品不足の状況を打破するための当社事業についてご説明させていただきます。

 

まずどういったものが足りないのか?

冒頭にあるように、様々な社会情勢の結果、半導体、ゴム、樹脂、IC、ナフサ、木材、鉄鋼、銅、アルミなど、言ってみればありとあらゆる原材料、部品が不足しています。

この辺は普段から接しているニュースなどの通りでしょう。皆が困っている状態ではありますが、それでもしっかりと自社分くらいは仕入れを行っている企業が存在するのも事実です。

仕入れはまさに情報戦であり、調達先や調達方法などに関する情報を持った企業が生き残っていくわけですので、このページの読者の方々には、是非その情報戦を制して頂ければ考えています。

 

中間業者を極力介さない中国サプライヤーへの直接交渉ができるサービス

当社では以前ご紹介したように、中国工場でのOEMパートナー事業を行っています。

PSE認証・電波法認証などをする前に!中国ビジネスでのOEMのやり方5つのポイント【OEMパートナーのご提案】

 

特に電化製品や金属類、木材、ゴムなどに関して強みを持っており、ジャパンクォリティを理解した日本人社長が直接中国工場と交渉できる点が特徴です。さらに、必要に応じて工場現地視察のサービスも行っており、生産している工場の様子が分かるのは大きな利点です。

そうした中、現在引き合いが増えている、原材料や部品などの調達サポートも開始しています。

もちろんモノによると思いますが、深刻な不足が叫ばれている原材料や部品も行くところに行けばあるわけで、どうやったらそこに行けるかが問題です。そして行き着く手段がないので、商社などを経由するわけですが、そうなると中間コストがかさむわけです。

また自分たちに順番がいつ周ってくるのか、それも大きな課題となります。

中間業者(商社)を介さないで中国サプライヤーと交渉するなんて無理!

特に自分たちのような中小企業では!

と思う方が多いかもしれませんが、それが実はできるのです。そうしたリソースを知っているかどうか、それだけです。

是非、当社サービスを活用して、原材料不足・部品不足な状況を乗り切り、明るい未来を手に入れていっていただければと思います。

 

中国現地に法人を置かず、現地スタッフを定額・低額で雇う感覚

コロナ隔離などで中国との自由な行き来が自由に出来ない現在では、中国工場に直接出向き、通訳を介しながら製品についてあれこれ議論をする事が難しくあります。

また、3年近くの年月、リモートのやり取りに慣れてしまうと、実際に中国に行くという行為にどれだけのコストが発生するのか考えると頭が痛くなるかもしれません。

原油高で高くなっている飛行機代、現地での移動費用、宿泊費用に加え、拘束時間の長さなど、コロナが終わったらまた中国に行くと言いつつ、感覚が変わってしまっているので、よほどの利益が確定している視察でないと、決断も難しいでしょう。

一方、現地に法人を設立しようと思ったら、登記費用、事務所費用、人件費、毎月のランニングコストなど一体いくらかかるかわかりません。また、外資系企業の利益持ち出し禁止など、非常にハードルが高い状態です。

当社サービスの場合では、案件が発生するごとのスポット対応も可能ですし、コンスタントに案件が続くようでしたら定額プランで常時対応させるというやり方もあります。進め方については案件ごとに変わってきますので、まずは一度ご相談いただければ幸いです。

いずれにしても、海外リソースがより必要な時代に直面している一方で、自前でそれを用意するのが困難になってきているというのがリアルな現状。中国工場とより高いレベルで直接交渉できるリソースの確保が急務にとなってきています。

 

当社事例①万単位の部品調達を中国で行うお客様

一度ご依頼頂いてから何度か認証をご依頼頂いているお客様から、とあるご相談を頂きました。

お客様ご自身は、Made in Japanの製品の開発・生産を行い、それを諸外国に向けて販売される事業をされています。その製品に用いるICチップ、基盤など部品の調達が困難になっているということでした。

これまで仕入れていた国からの調達が難しくなり、相手先国を中国に切り替えたいということでしたが、中国の仕入れ先に関する情報も少ないうえに、基本的に英語ベースでやり取りしているので、最終的な合意に難が生じるのではないかと懸念されていました。

また、仕入れる数も多いので商社を入れると高くなってしまうので出来るだけ安くしたい、初めての取引なので小分けにして購入したく小回りよい対応をしてもらいたい、短納期での対応をしてもらいたい、

こういったご要望を持っていらっしゃいました。

そこですべてをクリアできる当社のサービスをご紹介させて頂いたのですが、お話を伺ってみると1種類10000個単位でそれが何種類もあって、大変驚かされました。

しかし、担当者は慣れたもので、仕入れ先の調査も1日半ほどで終了させ、早速、お客様との交渉を進めています。
[この案件は2022年10月現在進行中ですので、後日談があり次第追記いたします。]

 

当社事例②中国部品工場への品質向上サポート

こちらもMade in Japanでモノづくりをされているお客様の事例です。国内向けに美容器具を製造・販売されている会社様ですが、そのクォリティは大変高く、海外進出先でも飛ぶように売れているそうです。

しかし、そうした状況とは裏腹のお悩みがあり、中国工場から納品される機械部品の品質と供給数が安定しないということでした。

例えば、1000個の部品を仕入れても100個不良があった際、残り900個だけ納品として、あとの100個分は次回に上乗せするよ、といった具合。

一見合理的のようにも見えますが、仕入れる側としては、100個少なく作ることになるのでとても迷惑です。次回分は100個多く作る算段を立てとしても、本当にそれが実現するのか?など生産計画が立てづらくあります。

一度、お客様と担当者、当方で打ち合わせの場を持ちました。

担当者からの、

それは仕方ない部分もあるが、だからといって、やはり中国工場にも成長していってもらわないと困ってしまうことは理解しています。出来る方策としては、発注のたびにどこに問題があったのかをしっかり工場に中国語で伝えて、次回にはそれを改善していってもらうように促すことです。正直、すぐにできることではなく工場とは長く付き合っていく必要があります。私は今まで日本企業の依頼を受けて多くの中国工場の品質向上をサポートしてきました。

 

というご提案に、お客様には即決・ご契約をいただきまして、案件を進めているところです。
[この案件は2022年10月現在進行中ですので、後日談があり次第追記いたします。]

 

やっぱり貿易について最低限は時間を取ってしっかり学ぼう

以前に最低限の貿易知識について書いたことがあります。

【中国輸入ビジネス初心者の方に】PSE、PSC、電波法技適認証をする前に、とりあえず覚えておくべき貿易・物流基礎知識

 

海外ビジネスを本格化させるにあたって、やっぱり自身でも貿易を勉強することは必須となってきます。ご紹介したようなリソースを手に入れたとしても、最終的にそれを運用するのは自分(自社)です。

大切なサンプルをEMSで送って中国の通関で止まったり、逆に、中国からの荷物内容とインボイスなどが不一致したりして、これまで日本の税関で足止めされたりする方も非常に多くいらっしゃいます。

その度に各業者が知恵を振り絞って対応してくれるのですが、いつまでもそれじゃ自分たちの成長はありません。そして、周りの人間がふといなくなった際、自分では何もできず面倒くさくなって海外ビジネスそのものをやめてしまうこともあります。

もちろん貿易実務の専門家になるわけではないので、あくまで最低限で良いと思いますが、引用ページにも掲載されているフォーワーダー大学のようなところで是非、少しずつ学んでいっていただければ思います。

引用:フォワーダー大学

 

中国サプライヤーと直接交渉して原材料・部品を輸入したい方はご連絡ください

直接交渉と言っても、お伝えしているように当然中間に1社入ってもらうことになりますが、正直すごく仕事がやりやすい思います。

商社のように上から目線で卸してやるという感じではなく、あくまで対等なパートナーとして中国工場、卸、サプライヤーと付き合っていけます。スピード感や費用感など、今までのが何だったんだという感覚に襲われるかもしれません。

但し、ご希望の商品が必ずしも在庫あり、希望納期で入手できる、希望価格であるかどうかなどは、調査してみないと現状わかりません。また、案件(調査)開始にはイニシャルコストが発生することもご了承ください。

と言っても、最初のご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせいただければと存じます。

是非、当社サービスを活用して、原材料不足・部品不足な状況を乗り切り、明るい未来を手に入れていっていただければと思います。

 

 

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