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コミュニティとかプラットフォームは無駄!?起業・創業初期に本当にやるべきこととは?

 2020/03/10 経営の原理原則 起業・副業
この記事は約 8 分で読めます。 2,637 Views

こんにちは。管理人の堀です。

少し長めにビジネスを続けていると、いろんなスタイルでビジネスを展開されていらっしゃる方にお会いするようになります。また、Facebookなどでそうした方々をお見掛けします。

その中でも多くが、事業者(代表者)をファンとしたコミュニティ運営や、プラットフォーム展開などをご指導されていらっしゃるようです。しかし、経営の原理原則に則って言うと、そうしたビジネスはデタラメというか、少しピントがずれているように感じます。

モノが飽和化して誰から買っても同じ時代、販売する個人が魅力的、人気者になろうと教えているのですが、そのビジネスの教えはお客様を冒涜しています。

もちろん、人間が魅力的になろうと努力すること自体に何の問題ありません。むしろ推奨したいです。

ただ、ビジネスにおいては魅力的・人気者だから売れるわけではなく、大前提として商品が魅力的だからお客様に指示され購入されるわけです。そして、その繰り返しの中で販売している人自身も魅力的になっていくのです。

また、人柄が良いから人気者ではなく、専門知識があって顧客へ的確なアドバイスが出来るから人気者になるわけです。

その順番を間違えて、商品磨きもせずに自分の魅力磨きを優先させていると、いつまで経ってもわけのわからない商品やサービスを売ることになり、これまたいつまで経っても起業や人は成長することができません。

間違ったことを教えている人たちはかなり罪深いのではないかとも思ってしまいます。

基本的にそれぞれが信じるビジネスの道があるでしょうから、他人をとやかく言うつもりもないのですが、せっかくこのサイトの記事を読んでくださっていらっしゃる方には正しいビジネスのやり方を学んでいただきたく書かせていただきます。

お客様が欲しい・買いたいのは貴方ではなく商品です

こういう書き方をすると人身売買のように勘違いされてしまうかもしれませんが、、基本的にビジネスとはお客様が生活の中で必要となる商品を有料で提供することです。

経営の原理原則ではこのことを物々交換と説明します。

人間の歴史でビジネスのルーツは、欲しいものと欲しいものを物々交換するところから始まっています。

それが次第に、交換する対象や距離、時間など様々な制約が生まれるに従い、物々交換だけでは物理的に難しくなってきて貨幣が誕生しました。

それは現代においても同じことで、お客様は欲しいものに対して貨幣(お金)を支払っているのである、と。

そう考えた時に、お客様がいらない・欲しくない商品なのに、自分の魅力を付けて売ろうというのは、根本的なところでビジネスは成立しないのです。むしろ、それはお客様への押し売りでしかありません。

自分の魅力が価値になると考えるのは驕りでしかありません。
確かに、有名人・芸能人であれば個人の魅力が価値になることあるかも知れませんが、普通にビジネスを始めようとする普通の人に、最初のうちからそんな価値はありません。

それでも1~2個くらいは売れるかもしれませんが、それが長続きすることはありませんし、本業として成立して継続的にビジネスを行うことはまずできないでしょう。つまり簡単に言うと、(あるかどうかわからない)自分の魅力を付加価値として行うビジネスでは絶対に成長できないのです。

成長を望んでいないのであればそれでも良いかもしれませんが、やっぱりしっかりとしたビジネスを行い、自分の中にある夢や希望をかなえていきたいのであれば、お客様が欲しい商品を扱うことなのです。

お客様が欲しい商品を取り扱えるようになると、本当に黙ってても売れていきます。また、当社が展開する許認可取得代行サービスについても、私から営業することは一度なく、ウェブサイトにサービス内容を詳しく書いて、最低限のネット広告を出しているだけでどんどんお問い合わせが来ています。

自らが企画提案、値付けをした仕事で経験を摘み、それを繰り返していくうちに、自分自身でも成長を感じていますし、それまで見上げることしか出来なかった先輩経営者とも、対等に話ができるようになっていることを実感しています。総じてそれが、自分の魅力になっていくのではないでしょうか。自分で言うのも恐縮ですが。

全く売れなかった起業第一回目の頃

実は私は、今より以前にも起業のようなことをしていました。その頃は前職のマーケティング経験を活用したセミナー講師兼コンサルタントのようなことをやっていたのですが、まぁ全く売れませんでしたね。

セミナーも開催するたびに参加者が減っていく日々。コンサルしますと言っても、嫌がれているのがよくわかりました。そもそも、前職時代でのマーケティング経験も仕事自体は一生懸命やっていましたが、ニッチ過ぎる内容で当時いた会社の中でしか使えないスキルでありました。

あまりに売れずに、売れない原因はお前がイケてないからだと言われたことも覚えています。また、当時でもホームページが0円で作れるようになっていた時代に、100万円で販売しようとしていた狂った社長がいて、少し一緒にやっていた時に、「なんで売れねぇんだよ!お前が使えねぇんだ怒」となじられたこともよく覚えています。

確かにそれでも売れる営業マンはいるかもしれませんが、それってそもそもお客様への冒涜ですし、私がその会社から手を引いた後も全く売れている様子がありませんでした。

商品が魅力的でなくてもモノが売れていくことを体験

そのような経験を経て、再就職し、副業として物販を始めました。経営の原理原則を学び始めたのもその頃です。

その時に初めて、ビジネスの根本は商品問題という考えに触れ、本当にいろいろと手を尽くし、中国で商品を探して、仕入れて、中国から日本に通関して、販売してというプロセスを繰り返していきました。

そうすると、少しずつですが、商品がどんどん売れるようになっていくんですね。正直なところ私自身は全く魅力的になっていませんが、商品が魅力的なので毎日毎日ひっきりなしに売れていくようになります。

印象的だったのは月商100万円を超え始めた頃で、全く売れなかった頃を振り返った時に、売り物を変えるとこれほどまでビジネスは有利になるものなのかと実感しました。特に、この際は広告とか一切使っていませんでしたからね。

巷で、セミナーの教えを受けたら即月100万円突破とかの煽り記事を見かけたりしますが、あれって利益ベースで考えた時に、100万円の売り上げ作るために80~90万の広告費を使って、諸々の経費を引いたら赤字、というパターンも多いようです。

またそういうスカスカの商品を売っていると、一度買ってしまったお客様はよく覚えているので、そういう人から二度とお客さんは買わなくなります。目の前の売り上げの為に大事な信用を失ってしまうパターンではないでしょうか。

まず大事なのは商品力なのです。

経験を積んでいけば自然と大物とも対等に話ができるように

先ほど、今まで見上げるしかできなった先輩経営者と話ができるようになってきたと書きましたが、他にも自分のビジネス領域においてでは、数十億規模の方ともお話しできるようになっていきました。

良い商品を扱った先にある、そうした経験の一つ一つが事業者自身の魅力を高めていくのです。そうなってくると、全く営業していないのに、相手からコンサルしてくださいって言われるようになったりします。不思議なものですよね。 

焦らずまずはキッチリ商品・サービスを磨いていきましょう

ここで誤解をしないでいただきたいのですが、お客様が欲しがる商品とは、決して高価な商品を売るということではありません。また、異常なまでに値下げした商品を売ることでもありません。あり得ない値下げは事業者自身のビジネス人生をあっという間に終わらせてしまいます。

お客様が欲しい・必要と思う商品をお客様の予算内で提供することがビジネスです。そうした商品を探して、OEM体制を整えて、流通体制を整えて、仕入れて、値付けして、チャネルに乗せる、そうした一連の流れこそがビジネスのスキルなのです。

言葉巧みに営業・接客することは、お客を食い物にしているだけであり、少なくとも経営の原理原則では、邪道とされています。本質的にはそうしたものはビジネススキルとは呼びません。

また、ビジネスの先進を行っている人たちは、「誰から買っても同じだから、売っている人が魅力的でなければならない」という言葉を言いますが、それは根本問題として、ある程度商品力があることを前提としています。

ビジネスをずっとやっている人たちは、自分たちがやればある程度商品力があることが当たり前になっているので、そう言いますが、これからビジネスを始める人、ビジネスがうまくいっていない人は、まずは商品問題にメスを入れないとビジネスが伸びていきませんので、そこは真に受けない方がよいでしょう。

コミュニティとかプラットフォームとかも商品力があって初めて成立するビジネスモデルであり、人を中心にするより商品・サービスを中心にした方が最終的に長続きしますよ。

今まで、自分が商品ですって言っていたコンサルタントの会社はすべて潰れたのを見てきました。もちろん、人がやる以上人が主役なのは間違いないのですが、中心に据えるのは商品・サービスである必要があります。

一見、自分が主役になっているビジネスの人たちに葉影響を受けやすくもありますが、そこは惑わされず、まずは腰を据えて商品開発から始めることが、結果としてビジネスを長続きさせる秘訣なのです。

ただ、やはり時間の関係などで最初から商品力のある商材でビジネスを始めたい、次の商品にしたいという方は、当社の認証商品を扱うという選択肢もあるかもしれません。そういう方はお気軽にご相談いただければと思います。

深圳で行われたハイテク展示会での様子

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